あらすじ
石倉葵、35歳。25歳のクリスマスまでに結婚しろと急かされて、すでに10年。 妹には先を越され、丸の内にある商社で社長秘書歴13年、すでに古参のベテランになっていた。 先の見えない婚活中に、トラックに轢かれ異世界に転移した。 そこは、異世界との境界線が破壊された特殊な地。 石倉葵あらためアルフヒルト=ゼルダ・ウイルフェルメリール王妃。 オーランザンド領で権勢を振るう猛禽王の嫁になった。 母が知ったら泣いて喜ぶ。 いや、そこ違う! 恋もせず、あれやこれやの楽しいことも、すっとばして、すでに結婚していただと? その上、アルフヒルト=ゼルダ・ウイルフェルメリール王妃、19歳ったら、この結婚がいやで、まだピッチピチの肌を持ってるくせに、湖に身を投げてしまったんだ。 相手は人外の王で恐ろしかったようだ。 祖国に残した恋人に操を立てたとも言える。