あらすじ
名はない。 生前も今も。 この世界に生れ落ち、百年……赤子を拾った。 ここから、ようやく始められる。 憧れるだけだったあの煌びやかな光景をこの手で作り出そう。 矮小なこの手では、世界を変えることなど不可能だ。 だから僕は知識の源泉となろう。 長きにわたり貯え、培ったこの知識と技術を教え、伝え、広げてもらうんだ。 そしていつか全ての知識と技術が世に広まった時、憧れた景色の中で……。 目指すは、この美しくも愚かな世界の文明開化。 こういうのなんて言うんだっけ……後方師匠面? ……いいじゃないか。 ——しかし彼は知らなかった。この世界がゲームの世界だということを。