あらすじ

「エレンシア、君はレリーナのお姉さんなんだから、少しは思いやりをもったらどうなんだ…?レリーナは昔から病弱で、きっと誰よりも自分自身がつらい思いをしているに違いないんだ。…そういう時に姉である君が誰よりも先に手を差し伸べるのが、当然ではないか?」

 お父様は随分とレリーナにご執心な様子だ…それも無理はない。愛しの再婚相手である女性の可愛い可愛い連れ後なのだ。私なんかよりも愛らしくて仕方がないのだろう。

「…ごめんなさい、お父様…」

 そんなお父様に付け入り、すっかり自身の味方にしてしまったレリーナ。決して体は病弱なんかじゃないだろうに病弱を装い、事あるごとにお父様に泣きついている様子…今回も一方的な向こうからの嫌がらせであったのに、最終的にはこうして私が叱られることになる…

「…それじゃあ私はレリーナと約束があるから、後の事はよろしく頼む」

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