あらすじ

「僕は君に、拐かされでもしたのだろうか」 今朝会社に向かったはずなのに、夕方にはこんな山奥で眠りこけているだなんて、薬を嗅がされて誘拐されたとでも考えなければ辻褄が合わない。 「拐かすなど、とんでもない」 驚いた様に首を振る。 「それでは僕は、どうしてこんな山奥に居るのだろうか?」 「そうですね。凜華さんは……」 やがて適当な言葉に行き当たったのか、おもむろにつぶやいた。 「神隠しに遭われたのですよ」 そう言うと、涼やかな微笑みを再び僕に向けた。

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カクヨム
カクヨム2023/09/03
  • 現在の作品遠野かくりよ婚姻譚 ~ 神様に娶られたので、あわてて花嫁修業にはげみます