あらすじ
いつになったら幸せになるのだろう
わたしが何をしたというのか?
わたしは名前で呼ばれたことがない。
かさぶた...。
どんくさいわたしは学校でこう呼ばれている。
運動会の徒競走で転んでできた擦り傷がいつまで経っても治らないからだ。
治りかけるとすぐ剥がされる。
剥がされ続ける。
何度も、何度も。
ぽっちゃり気味のわたしをからかうようにできたあだ名がかさぶた...
誰も助けてくれない。
助けようともしない。
それでもわたしは生きている。
なぜ生きているのかわからない。
いつも孤独で、生きている価値もないと思うと切ない気持ちになる。
休み時間、窓のカーテンのなかで、人に見つからないように泣いた。
泣いているところを見られたくなかったので、隠れて泣いたんだ。
でも…ある日、見られてしまった。
よりによって一番嫌なやつに。
運動会でわたしを転ばせたやつ。
苛めっ子のエリカだ。