あらすじ

ヒック! と声を漏らし、夜道を歩く男。 泣いて顔を真っ赤に、というのはあながち間違いではないが 手に持っているのは缶ビール。酔っているのだ。 フラフラとした足取りでその男は公園に入り、ベンチに座った。 「なんだってんだもぉ……」 そう呟き、項垂れる男。それもそのはず、この男、本日定年退職。 晴れて自由の身……ではない。 定年退職と言っても早期定年退職。つまりは体のいいクビ。男は望んでいなかった。 退職金は割り増しだがそれでも妻と子を養い、さらに自分たちの老後の生活を支えるのは厳しい。 まだまだ働けると言ってもこの歳で再就職となると……という風に落ち込んでいたのだ。

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小説を読もう2023/09/01
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