あらすじ

かつて私の人生には光があった。 退屈でつまらない、卑屈で不自然で、沢山の欲望と打算とほんの少しの羨望を混ぜた据えた匂いのするこの現実を照らす光が。太陽が、月があったのだ。 かつての私を照らす光は確かにあったのだ。 太陽と月は自ら生み出した仄暗いこの影に、もう気付くことなどないのだろう。 太陽も月もこの世界に一つだけだ。手を伸ばしてもどうせ掴めはしないのに、私はまだその光にすがりついている。 貴女だけだ 貴女だけなんだ ……私には貴女だけだったんだ。

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カクヨム
カクヨム2023/01/18
  • 現在の作品愛しい貴女に首輪を。