あらすじ
「ご、ごめんなさいお兄様…私の魔力が足りないばかりに…」
「君はこんなにも頑張っているんだから、何も気にする必要はないよ。…それにひきかえスフィア、君は何なんだ?君にとっての妹である彼女がこんなにも苦しそうにしているのに、君は何も思わないのか?…それほどに君が冷酷な性格なのなら、こちらにも考えがあるからな」
兄のレスタードはそう言うと、魔力を補充するとされるアイテムを大切そうに扱いながら、妹のナナへとむけた。
ナナは魔力を定期的に補充しなければならない特殊な魔法使いであり、誰かがその役割を追わなくてはならなかった。しかし彼女はその状態に付け込み、必要以上にレスタードに甘えては自分の言いなりになるよう誘導してきた。一方のレスタードもまたそんな彼女を溺愛しているために、魔力の補充に当たっているのだったが、その方法ははっきりいって全く効果のないものだった。
…それじゃあどうして彼女がこれまでやってこられているかというと…
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