あらすじ
「ねえ、今日アンタんち行っていい?」 隣の席のクール女子――立花愛莉(たちばな あいり)が坂井颯太(さかい そうた)に言った。 高二の五月のある日のことだった。 ほとんど接点のない人気女子からの誘いに颯太は戸惑うも、流されるように自宅へ向かう。 母と妹以外の女子が初めて自室に入った事実に動揺する颯太に、ゴミ箱の中から見つけた雑誌を見て提案してくる立花さん。 『クールなあの子が可愛い子に』 そんな謳い文句の催眠術を、感情表現が乏しいことが悩みだという立花さんにかける羽目になる。 説明通りにやってみると、どうやら催眠術は成功したらしく、立花さんの様子がぜんぜん違っていて……。