あらすじ
「私は、追いかけることしかできないのかな」 1ヶ月前、姉の飛鳥が死んだ。 その日から、上手く踊れなくなってしまったつばめは、ついに飛鳥から引き継いで、これまで誰にも譲ったことのなかったセンターを、初めて下ろされてしまう。 「センターじゃないダンス、人の目に入らないダンスに意味があるの?」 これまでは、目の前に飛鳥の背中があって、それを追いかければよかった。 でもこれからは違う。自分で、切り開かないといけない。 失って気づく大切さ。 見えなくなってわからない誰かの温もり。 見ないふりして目を背けてきた本当の気持ち。 「フェニックスみたいに大きくもない、目を引くような美しさでもない。 それでもいいかな。 このちいさな翼でも、大空を飛んでみたい。」 つばめが羽ばたく先には…