あらすじ

スマホのホーム画面を見ると、いつの間にかインストールされていた謎のアプリ。好奇心から起動すると、盗聴アプリだった。説明によると、ぬいぐるみに仕込まれた盗聴器の音声を、ライブもしくは自動で編集されたファイルのどちらかで聞けるらしい。 いけないことだと思いつつもファイルを再生すると、聞き覚えのある声。ぬいぐるみを「あなた」と呼んだことで確信する。職場にいる気弱で控えめな後輩だ。 以前、ぬいぐるみに「あなた」という名前をつけているのだと恥ずかしそうに教えてくれた。二人称をつけるなんて不思議な感性だなと思ったのを覚えている。生々しい生活音と、普段の弱々しい声とは違う甘くてとろけそうになる声。悪いことだとは思いながらも、毎晩再生するのを辞められない。

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カクヨム
カクヨム2023/08/30
  • 現在の作品知らない間に入っていた盗聴アプリを起動したら、職場の後輩のぬいぐるみにつながっていた件