あらすじ
吉田直道(よしだなおみち)は変わり映えのしない毎日に飽きつつあった。
そんなあるとき、粒子加速器の実験が起こる。吉田直道と同僚の近藤愛加(こんどうあいか)のふたりが事故に巻き込まれた。意識をとり戻した直道は、身に覚えのない記憶が頭の中にあることに戸惑う。その記憶は愛加のものだったことがやがて明らかになる。粒子加速器の実験の失敗によって、並行世界の愛加と“重ね合わせ”状態にあることが推測される。
事故後、初めて愛加と顔を合わせる直道。「妙なことになってごめんね」という彼女の第一声に、流れ込んでくる記憶を彼女に伝えて支えようと直道は思う。しかし、女性のプライベートな部分も伝えなければならないことに戸惑う――