あらすじ

彼女と出会ったのはアメリカとメキシコの国境の街――エルパソだった。 日本を遠く離れて、ひとりで海外にくると、なぜか日本の風景を思い出す。 荒野の砂漠と故郷の空。 似ても似つかない光景なのに、なぜ思いを馳せてしまうのか。 それは、彼女の一言から始まった。 「これって、武蔵野っていうみたいよ」 窮屈なドミトリーの一室で、一枚の花札を受け取る。 彼女はもう二年間も海外を放浪していた―― 約4,000文字。モラトリアムをテーマに、白い砂漠に武蔵野の原野が甦る。

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カクヨム
カクヨム2022/10/30
  • 現在の作品エルパソの月(角川武蔵野文学賞最終選考)