あらすじ
「アリシラ様はあんなにも可憐で可愛らしいのに、どうしてセレナ様はこうなのか…」
「あまり言ってやるな…アリシラ様が魅力的すぎるのだ…あくまでセリカ様は普通で、比べる相手が悪いというもの…まぁ、それにしたってセレナ様に魅力がないのは確かであろうがな(笑)」
「ああ、違いない(笑)」
こんな陰口をたたかれることだって、もはや日常茶飯事だ。…私に味方をしてくれる人は誰もいないんだから。
…そんな日々にうんざりした私は、かねてから考えていたことをついにアリシラに対して口にした。
「…私なんかよりも、あなたの方がふさわしいと思うの。これからはあなたがこれを使って、人々のために尽くしてちょうだい。私には何にもいらないから。ただ、責任から逃れることだけは許してほしいわ」