あらすじ

「ユアス、お前はアリエットの姉なんだろう?だめじゃないか、きちんと彼女を守ってあげないと」

 お父様にそう注意をされるのも、これで何度目だろうか。お父様が再婚を果たし、その連れ後であったアリエット。血のつながりが無いからか、お父様はアリエットの事がかわいくて仕方が無いらしく、アリエットもまたそんなお父様に付け込み、次第に私は孤立していった。

「お父様、またお姉様が私に意地悪を…私何にも悪い事はしていないのに、一方的にお姉様が…」

 自分が火種を巻いておきながら、事が大きくなればすぐにお父様に泣きつき、いつもいつも私が悪役とされる。そしてそんな環境に逆らう気力も私にはなく、ただただ二人のいう通りにするほかなかった。
 そんなある日、私に婚約の話がもたらされた。

「こ、婚約ですか…わ、私が…?」

 …しかし内気な私に突然そんな浮いた話がもたらされるはずもなかった。この婚約はアリエットの手によって仕組まれた茶番であった…

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