あらすじ
巫女様は、神様の元に行きたかった。 村の戒律に従い、生まれた時から、 神様の捧げ物になることを夢見ていた。 巫女様はこの世界のことを何も知らない。 太陽も、思い出も、そして自分が溺れる海さえも。 巫女様はずっと神様のことだけを考えて生きてきた。 私はそれが嫌だった。 だから私は巫女様と出会い、巫女様を外へ連れ出した。 やがて私は巫女様と口づけをする。 私たちは夕日の海の中で、思い出を作る。 そして儀式の日が訪れた。 巫女様は私とともに神様がいる海へと向かった。 そして巫女様は海に消える。 ただ独り、巫女様は私を守るために沈んでいく。 だから私は、海に飛び込んだ。