あらすじ
時は2022年。煙草に依存し、昼夜逆転の毎日を自堕落に過ごしている鈴木慧のもとに、ある一人の男が訪れる。男の目的は12年前に起きた、岐阜県G市集団拉致・監禁事件について、唯一の生存者である慧から、当時の話を聞くことだった。 一方で、佐藤誠は暗闇の中で目が覚める。全身が痛み、周りには誰もおらず、微かな光さえない暗闇。場所も、時間も、なぜそこにいるのかもわからず混乱するところに、見知らぬ男女5人が現れる。その全員が、廃墟と化した診療所へ閉じ込められていた。 出口を探す中で誠は、12年前に起きた集団拉致監禁事件を思い出していた。その被害者の一人、恋人の早川美香はいまだに行方がわからない。報道によれば、美香の生存は絶望的だった。 誠は恋人と同じ事件に巻き込まれたことを異様に思う。 その中で、誠はある一人の女性を発見する。それは恋人の美香だった。そして驚くべきことに、彼女は姿を消した当時と変わらぬ姿をしていた。 タイムスリップ? そんな馬鹿な。 はたして誠は、美香とともにこの廃墟から脱出することはできるのか? ※この物語はフィクションです。