あらすじ
ディアーヌは、幸せになるはずだった。彼女に一目惚れし、熱烈に求愛してきた好青年シャルルと、ついに結婚式を挙げたのだから。
しかしその夜、突然二人は思い出した。前世においてディアーヌとシャルルは、互いに命を狙い剣を交えた、いわば宿敵と呼ぶべき存在だったのだと。
シャルルへの愛情と、前世の彼への憎しみ。相反する二つの感情に耐えられず、ディアーヌは彼を拒む。どうか離縁してくれと、彼女はそうシャルルに懇願した。
一方のシャルルは、前世の記憶が戻ったせいかすっかり雰囲気が変わってしまっていた。しかし彼は無愛想ながら、ディアーヌを懸命に引き留めていた。
そうしてシャルルと過ごすうち、ディアーヌもようやくこの事態を受け入れられるようになってきた。彼女の胸の中に渦巻く憎しみに、ようやく折り合いをつけられるようになってきたのだ。
これでやっと心安らかに過ごせると、ディアーヌはほっと胸をなでおろす。しかしそんな彼女を、さらなる嵐が襲うのだった。