あらすじ
★ 妊娠を知られたくなくて彼の前から消えたのに、出産した病院で顔を合わせてしまうなんて。★ニーナはひとりで子供を産んだところだった。妊娠したとわかったとき、彼女は黙ってジャックのもとを去った。常々、子供は嫌いだ、トラブルの種だ、と言っていた彼に、父親になってほしいなどとは言えなかったのだ。この子にだけは、私のような思いをさせたくない……。ニーナ自身は両親にうとまれてつらい子供時代を過ごした。でも彼女は決心していた――この子はきっと幸せにして見せる。一方、ジャックは友情の証として、不承不承、産院を訪れた。友人たちが父親になる誘惑に次々屈服していくのが信じられなかった。子供なんて大人の生活をむしばむだけだ。そんなジャックとニーナが、病院のエレベーターですれ違った。黙ったまま驚愕の表情で彼を見つめるニーナ。ジャックは穴に落ちていくような感覚に襲われながら彼女を見返した。(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)