あらすじ
「セルラ、君との婚約は破棄することに決めた。…他でもない、君の妹であるリナからすべてを聞いたんだ。…君の行いの全てを…」
そう私に言葉を発するのは、婚約者であるエストール。…彼の言葉から察するに、リナがまた何か彼に吹き込んだらしい…
「実の妹に嫌がらせをするなんて…そんな人だとは思わなかったよ…正直幻滅したとも。そんな人と私は未来を歩むことはできない。私は正義の告発者である、リナと本当の愛をはぐくみたいと思う」
…嫌がらせをしているのは向こうの方だろうに、本当にいい性格をしている。加害者面をさせれば天下一品だ。
「…彼女と婚約されるのですか?それは彼女も同意しているのですか?」
彼女が私たちの関係を快く思っていない事は知っている。…100%嫉妬からなる彼女の感情をぶつけられたことは、これまで1度や2度ではないからだ。…しかし彼女には、かねてから思いを寄せる人物がいる…
「いや、彼女にはまだそこまで話していない。しかし私はそうするつもりだ。そして彼女もまた理解してくれると信じているとも」