あらすじ

――過去の記憶――

「シェリー…妹のマイがあんなにいい子にしているのに、どうして君は同じようにできないんだ…」

「そうよシェリー。世の中に出たらマイばかり愛されて、あなたのことなんて誰も愛してくれなくなるわよ?それでもいいの?」

 そんな風に両親から言葉を駆けられる陰で、マイは一人笑みを浮かべていた。きっと二人がこういう事を言うであろうという事を事前に考えて、この結果になるように誘導したのだろう。彼女は私に嫌な思いさえさせられれば、なんでもいいように思えた。

――――

 以前変わらぬそんな中にあって、マイの婚約話が持ち上がってきた。自分の方が姉よりも優れると信じて疑わないマイは、その婚約を台無しにしたうえで横取りしようと考えた。それこそがシェリーを最も嫌な思いにさせるに違いないと思ったから。

「ありえない…私よりも先にあんな女に婚約話が出るだなんて…それも相手のレイブル様は私とシェリーを比べた上でシェリーを選んだなんて…そんなの認めない…」

 まるで自分自身に言い聞かせるかのようにそうつぶやきながら、マイは自分の考えを行動に移した。すべてはレイブルを自分の婚約者とし、シェリーを追い詰めるために。

――――

 しかし、彼女の思惑通りにはいかなかった。

「マイ、喜びなさい。君に婚約の話が上がっている。相手は、位で見てしまえばレイブル様の格下ではあるけれど、誠実で優秀なお人だ!」

「っ!?!?」

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アルファポリス
アルファポリス2023/10/10
  • 現在の作品略奪婚したい性悪の妹は、婚約破棄前提の政略結婚でざまぁされるのだった