あらすじ

第30回電撃小説大賞エントリー作品 痛快グルメ・ファンタジーは如何ですか? ひきこもりの女神様が遂にお出かけ?! その行先は何と日本だった!! 表紙イラスト:https://kakuyomu.jp/users/kagawaken0804/news/16817330653829836385 炉の神にして家庭の神である女神ヘスティアー。 悠久の時を経て彼女は世間から完全に忘れ去られていた。 そんな彼女を巫女達はこんな呼び名で揶揄する。 『情弱ぼっちヒッキー』 そんな彼女はひょんな事から日本食の話を耳にする。 そして日本では現代においても多くの神々が篤く信仰されている事実に驚嘆した。 「私も皆に思い出して欲しい」 彼女は縋るような思いで日本行を決意したのであった。 以下は第30回電撃小説大賞エントリー用の梗概です。 ここを読まずに本文へと進まれることをお奨めします。 **** ギリシャの女神ヘスティアー。ゼウスより炉の管理を命じられた影の薄い存在。 彼女は炉の女神であり家庭の女神。また国家の秩序を司る女神、孤児達の守護者でもある。 だが悠久の時を経て時代は変化していた。既に大半の炉は無くなり、古代の神々は忘れ去られていった。そんな中でも炉を守り続け、世間から隔離された生活を送る彼女は遂に何もかもが嫌になる。 悶々とする日々の中で彼女はある話を耳に知る。日本では今なお古代の神々が篤く信仰されているそうだ。彼女は日本に行きその食文化や風俗を学べば信仰を取り戻す糸口が見つかるのではないかと考えた。 日本の主神天照大神はヘスティアーを大歓迎する。配下のトヨウケビメを担当に付け、更に恵比寿と大黒天のサポートを約束してくれた。彼らの案内で日本各地を訪れ様々な日本文化に触れていった。 食べ歩き旅を進めるにつれ、彼女に変化が生じる。日本食の探求も楽しいが、大衆的な料理やお店により魅力を感じ始める。特に大衆食堂が興味をそそった。食堂は現代人の食卓の一部であり、その光景が大きな家庭のように映ったからだ。 ヘスティアーは下町を中心に食べ歩きの旅を進める。その中で「子ども食堂」に出会う。彼女は恵比寿やトヨウケビメから子供の置かれている状況が危機に瀕している現状を教えられる。目まぐるしく変化する社会であおりを受ける子供たち。その救済こそ自身の役目なのではとの考えに至った。 ヘスティアーは子ども食堂について勉強を始める。彼女の行き着いた答えは、日本的な大衆食堂を発信源に家族の団欒や人との繋がりの価値を再認識させ、家族愛や人間愛をより強固にする事だった。 日本の神々の協力を得てヘスティアーは日本滞在中に大きく成長する。そしてアンナや追放された筈のソフィアの力も借りて、世界中の子供を救済すべく、その足掛かりとして日本でヘスティアー食堂を開店させた。

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カクヨム
カクヨム2023/02/28
  • 現在の作品ひきこもりの女神様、日出ずる国で食べ歩く