あらすじ

「私そろそろ死のうと思うの」 いやに明るい声だった。 夏休みほぼ毎日一緒にすごした彼女は、夏休みが終わる前そう言った。 今でもその時を忘れない。雲のない空、陽を遮る木々、心地良い音を奏でる川。そして、見惚れるような笑顔で話す君。 宣言通り彼女は登校日には来なかった。これなかった。 それから10年間、彼女のことを忘れることはなかった。 彼女が行方不明になり10年経ち、地元の友人がお店を開くことを聞き、開店祝いに同窓会が行われた。その同窓会で彼女が他殺である可能性に辿り着く。 同窓会の帰り、泥酔しながらも思い出の神社で彼女のことを想う。彼女を助けたかったな。なぁ、神様なんで俺の願いは叶えてくれないの。そのまま俺は寝落ちした。 「ねぇ、起きて」 懐かしい声がする。 目を開けるとあの頃の彼女が居た。 彼女を生かせたい。死ぬ運命を変えようとこの夏を繰り返す。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2023/10/10