あらすじ
他人との接点を軽視し、執筆活動を中心に生活している学生、新谷一は、文芸部の合宿に対し珍しく気合を入れていた。
伝統のある合宿だが、合宿の説明会の際に沖リオナが中止するべきだと訴え、不穏な空気が流れる。
合宿当日、一の家に合宿に参加するなと脅迫状が届いたが、合宿に対する思いが強い一は合宿に参加する。
玄関を開けると、恋人関係にある望前明菜が立っていた。
恋人関係にあるが、愛し合ってはいない。好きだから付き合ったのではなく、付き合っていれば好きになるのではと恋人になったあやふやな関係の明菜。
そんな明菜が、部外者にもかかわらず合宿についていくと言い出し、退かなかった。
その後、脅迫状が贈られてきたという理由で合宿を辞退した沖リオナに代わり、明菜は合宿の参加を許される。
合宿所は、無人島に建てられたログハウスだった。室内には高価ではないがアンティークな家具や鎧などが飾られている。
合宿初日は、明らかに何かを隠している上級生のせいで殺伐とした雰囲気で終わり、顧問の小野寺と一年生の榎木が殺害され死体で発見される。
自分達の中に犯人がいるのか、部外者が潜んでいるのか分からない状態の中で、一だけが気付いていた。
飾られている鎧の中に、誰かが隠れているのを。