あらすじ
ある病院で働く医者は、病院の屋上で独りの入院患者の少女に合う。 少女は彼に、自分を殺して欲しいと頼んでくる。 医者は「どうして俺に殺して欲しいんだ?」と尋ねると、少女は「天国に行くため」だという。 医者は少女に「できれば生きていて欲しいから、俺は殺せない」と伝え、少女は「どうして生きていて欲しいの」と質問する。 救いを求める少女に、医者は彼女が求める方法を提示する。 「宗教戦争をしましょう?」 自分を許す事が出来ず、苦しみ続けていた医者に、少女は小悪魔の様に微笑む。 少女が退院した後も、医者は彼女とのやり取りを繰り返す。それは日常となり、医者と少女、両方に温かな安らぎを与えていた。 何かを求めて歩き続ける医者は、巡礼の旅のような日々に、仄かに灯る道しるべを見つける。