あらすじ
エスカ・ロイズは命のストック「残機」という特別な力を持つ、男爵家の令嬢。 だがそれゆえ化け物扱いされており、家族とはみなされずに離れで一人暮らしていた。 書類の代筆を引き受けることで敷地にいることを許されていたが、ある日さる子爵に嫁に出されることになる。 嫁入り先のエスド子爵は悪鬼羅刹と恐れられる騎士でもあり、怖気づいたエスカはささやかな抵抗をする。 だがロイズ家の者は長年暮らしたエスカの大切な離れを焼き、彼女を追い出した。 悲嘆に暮れるも、子爵家に意外に暖かく迎え入れられるエスカ。 だが肝心のエスド子爵メイル・ウィンドは、小さくみすぼらしいエスカのことがお気に召さない様子。 そもそも彼は非常に大柄で……どう考えても妻の務めは果たせそうにない。 ロイズ家に戻されたくないエスカは、覚悟を決めた。 体格差が何するものぞ。いっそ残機をためて挑んでやろう。 エスカはエスド子爵に愛されたい。 ――――自由と幸福と、おいしいご飯のために。 これは不死身の化け物と惨い扱いを受けてきた令嬢が。 転生したことを思い出したり、残機がちっちゃい分身になったり、不注意で死んだり、ドラゴンを投げ飛ばしたり! 婚家の人々や、分身一同や、実やお偉い文友たちと、わちゃわちゃ大暴れしながら。 不器用で大きくて、優しく素敵な彼女の騎士と、愛を育む物語。 ※ゆっくり更新を予定。全6章。 ※女の子といちゃいちゃしますが、百合ではないです。ないったら。 ※吸血鬼が砂になるくらいコミカルにしますが、レイティングは設けました。お苦手な方はご注意ください。