あらすじ
「どうか、俺との婚約を破棄してほしい!」 王宮舞踏会の真っ只中、公爵令嬢フィオナは婚約者カイルから懇願された。どうやらカイルは、婚約中なのに運命的な恋をしたらしい。多くの貴族たちの前でそんなことを言われてしまったフィオナは、しかし全くショックを受けていなかった。これまで六回婚約して、そのすべてで婚約者が別の女性と結婚してきたから。 そんなフィオナに「七回目の婚約破棄おめでとう」と言ったのはローグラン侯爵。これまでの婚約を壊すきっかけを作ってきた男の言葉に、フィオナは発奮して「悪女的な男漁り」と称した婚活を始めた。しかし結果はなぜか周囲の縁結びばかり。気がつくと、フィオナは若い男女から崇拝される存在となってしまった。 思っていたのと違う……と涙目になるフィオナに、ローグラン侯爵が声をかけてくる。しかしフィオナの縁談を壊してきた男のこれまでの行動には、ある目的があった。 美しく有能な行き遅れ令嬢が、持ち前のポンコツぶりを発揮しつつ、一人の男を逆に翻弄して、自らの意思で結婚したい相手を見出すまでの物語。 (過去編を省略した修正版に置き換えています)