あらすじ
「僕は君よりも、アルーシアとの未来を決めたい。それにあたり、君との婚約は今日をもって解消したく思う」
アルーシアと最近やけに会話が多いと思っていたら、そういう事だったのか…二人はなにかしら結託しているような様子が見て取れたけれど、それはどうやらこのことを二人で取り決めていたらしい。
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「お姉様、もうじきお姉様の人生を一変させる出来事が起こると思いますよ」
「…出来事を一変?何のこと?」
「私にはそれが起こりました。世界でいうところの、真実の愛に私は目覚めました…これは他でもない、私の人生における分岐点…これをわがものとしなければ、私の一生は何の価値もなく終わってしまうところでした…」
「…?あなた大丈夫?なにか変な影響で儲けているんじゃないの?」
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真実の愛に目覚めたというのは言い訳に過ぎず、結局は略奪愛を実現したかっただけだったのだ。世界でいうところの真実の愛なんかじゃなく、ただの嫉妬からくる略奪愛。名前を付けるとしたら絶対にそっちのほうが適切だと思う。