あらすじ
「夏草爽汰です……えと、趣味、は、和菓子です」
たったそれだけの一言で、爽汰は人生の彩りを失った。忘れようとした。
人並みの人生を送る。それだけを生きがいにした。仕事も、恋愛も、仕事も、人並みにした。
だが、結婚を期に、爽汰はそれまでの支えだった職を失ってしまう。
もう一度人生に彩りがほしい。必死の思いで転職活動をする爽汰は、ある店で、ある菓子を見つけた。
その菓子の名は錦玉羹。
爽汰が失ったものを閉じ込めた菓子だった。
参考書籍:『ぷるぷる・ひんやり・ヘルシーメニュー かわいい寒天スイーツ』大越郷子(日東書院)