あらすじ

私もきっと、バベルの図書館に収められた書物の一冊にすぎないのだろう。それが人間にとり何かしら秩序を感じさせる構成物である確率は極めて低い。もっと言えば、自分を表す記号として人並みに『私』なんて使うのも適切かは不明だ。 しかし仮に意味を見出し得る時には、人は私にその自己をえぐりこませるに違いない。それは別の表現を試みるならば、読み手が読まれる書物とデータ的に交雑するようなものだ。ならば情報が何かを欲望するとしたら、きっと誰かによって読まれることであり、読者にとって有意義な書物たることだ。 ――本文より

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小説を読もう2016/09/18
  • 現在の作品バベルの図書館の住人の話