あらすじ
ダンジョンが世界に浸透し、世界はステータスの優劣で身分を定めた時代。
ステータスの上限を引き上げる適合食材を求め、人々はダンジョンを渡り歩いた。
主人公、本宝治洋一(ぽんほうちよういち)30歳は、低いステータスながら四つ星レストラン『モーゼ』の下処理を専門にやっていた。オーナー葛野極からその能力を買われ、今後もその生活が安定すると思っていた。
しかし突然前オーナーが病院に運ばれ、新しく現れたオーナーに見つかり洋一はモーゼから解雇されてしまう。
四つ星レストランに見合わない、という理由により行き場を無くしてしまった洋一は、同じ低ステータスで頑張る藤本要(ふじもとかなめ)ことヨッちゃんに事情を説明する。
「ならさ、俺と一緒にダンジョン配信始めね? 俺がモンスターを倒してさ、ポンちゃんがその場で捌いて調理、食ってる場所を配信に乗っけてさ」
「そんなにうまく行くのか? 探索者ライセンスを取るのだってステータスの規制があるだろ?」
そんな心配をよそに、ヨッちゃんは探索者ライセンスを掲げた。
洋一を荷物持ちとして雇い、一緒に配信する。
〝男達は、全てのモンスターを美味しくいただくべく、ダンジョンに潜った〟
ゴブリン、スライム、ゴースト、ゴーレム、リビングアーマー。
ボス部屋からボスを誘拐しては捌き、調理して食べた。
その様子は瞬くうちに拡散され、日本中どころか世界中の探索者の目に留まる。やがて、10年前に助けた女の子まで恩返しに来て……洋一の人生は大きく変わった。