あらすじ
貴族家令嬢であるセイランには、エアリーナという一人の妹がいた。しかし妹と言っても、二人の間に血のつながりはない。セイランが幼き頃に両親が離縁し、彼女は父親に引き取られることになった。その父親が再婚を果たし、その時に連れ後として現れたのがエアリーナであった。すなわち、エアリーナはセイランの義妹に当たる。
そしてこのエアリーナが、非常にやっかいな人間であることをセイランは知ることになった…
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「お父様、またセイランお姉様が私に意地悪を…」
甘えるような声で、父親に泣きつくエアリーナ。
「またか…お前は姉なんだから、そんなみっともない事をするなと何度言ったらわかるんだ…こんなにも可愛らしいエアリーナとどうして仲良くできないんだよ…」
詭弁だ…いつもいつも嫌がらせをしてくるのは向こうからで、私が反撃すると途端に彼女はお父様に泣きつく。その結果、いつもいつも私は悪役にされ続けてきた…
「…まさか、彼女に嫉妬でもしているのか?…それこそみっともない…自分が魅力に欠けるから、魅力的な人物をねたむほど見るに堪えない事はない…少しは身の程を勉強したらどうだ?」
お父様はすっかりエアリーナに懐柔されていて、私の味方をしてくれたことはなかった…
「…ごめんなさい、お父様、エアリーナ…」
私の言葉を聞き、お父様の後ろに隠れてほくそ笑むエアリーナ。…すべて彼女の思い通りに行って、楽しくて仕方がないのだろう…