あらすじ
ある日の人間界では、とある重症患者が手術の奇跡的成功によって一命を取り留めた。 しかし天界の予測だとこの人間はここで死ぬはずだった。その予定で今後の世界均衡の予定を組んでいたため、天界は予定に沿うように対応しなければならなくなった。 この人間を天界が死なせてしまうのは、死による人間界への影響力が大きいために出来ない。 なので、死んでも影響力の少ない人間を死なせる案が出た。 天界が選んだ『死なせる人間』は『椚原ナナミ』という孤独な女性。 しかし死なせるにしても、同意による死でなければ、天界に殺された人間は怨霊になってしまう。そうなれば始末書を書かされるはめになるので、なるべく同意の上で死なせたかった。 天界が選んだ『説得する天使』は『ニスティエル』という名の女の天使。 ナナミの前に現れたニスティエルは説得を試みる。 当然嫌がったナナミに対して、ニスティエルは「同意の上で死んでくれるのなら、一ヶ月間でできる範囲で君の望みを叶えさせてあげる」と提案する。 ナナミは考えた後にこう言った。 「だったら一ヶ月間私の恋人になってよ。仮でもいいから。そうすれば死んであげる」