あらすじ
「本当に喜ばしい事なんだ!!ぜひ君にもともに祝ってもらいたい!!」
「…」
…ほ、本当にこの人は正気なのだろうか…?あれだけ愛していると言ってくれた私との婚約を破棄して、あろうことか私の親友であるルルナへと乗り換えるなんて…
しかも私の目の前には、その二人の婚約式典への招待状が差し出されている。
「エフィナ、君にこそ祝ってもらいたい。僕たち二人を結び付けた真実の愛の証人として、君ほどふさわしい人物はいない」
「…」
私の右手に招待状を握らせ、私の事を真実の愛の証人だと言い始めたガルル様…
「ガルル様…改めてお伺いするのですが、本気でおっしゃっておられるのですか…?」
「もちろんだとも!!」
…まるで自分が何か問題発言をしたとはみじんも思っていない様子の彼。その純粋な表情は、怒りを通り越してもはや恐怖ですらある。
…この人はきっと、自分の運命の相手がルルナであると信じて疑っていないのだろう。…こんな状態になってしまっては、きっと以前の彼を呼び戻せるような方法はもはやないだろう…