あらすじ
ボーン家三男のリュカはおれが勇者だったらと強く思う。
雷に打たれて生還した身だ、きっと勇者には向いているに違いない。
しかし言い伝えでは次の勇者は少女で、ティヤーム諸島の空を彷徨っている竜の背中に乗ることができるという。
そんな勇者になれないリュカの周りで、奇妙なことが起こる。
妹が生まれたのだ。それも母ジャクリーヌが生み落とした肉塊から。
アリシアと名づけられた妹は、ティヤーム諸島ヤトゥロッコ地域を蝕む屍鬼の討伐遠征から無事に帰って来た長男デュランと次男ラヴァルともうまくやりながら、何も知らずにかわいがられてすくすくと育ってゆく。
ある日、近隣の見回りの当番がボーン家に回ってきた。
デュランとリュカが村全体を見回りに行っていると、ティヤーム諸島を彷徨う竜の尾が洞窟からはみ出ていた。
洞窟を覗いてみると、そこには妹アリシアの姿と、彼女との時間をのんびりと過ごす竜の姿があった。
――これは妹アリシアとその兄たちによる、ティヤーム諸島を救うための遍歴の旅の物語。
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