あらすじ
この世界とは違う別の世界──かつて異世界において最大勢力を誇ったダ・ヴィスコンティ帝国があった。けれど大戦争と続く政変により皇帝一族はギロチンにかけられ帝国は崩壊した。帝国の忘れ形見ロターリオ・ダ・ヴィスコンティは、まだ目も空かぬ幼子であったが、事前に護衛官らの手により脱出に成功。たどり着いたのは『日本』とよばれる東洋の島国だった。ロターリオは「李生」と名を変え護衛官を両親として平和な街ですくすくと成長した。 それは、「李生」が高校生になったある日のこと──ロターリオの生存が反帝国主義『共和派』に知られる。送り込まれた刺客に暗殺されそうになったところを、颯爽と現れた白き戦闘メイド「ビーチェ・アルファーノ」により救われた。そして彼自身は、このときに初めて自らの生い立ちを知ることになった。 「共和派を打ち砕き帝国を再建する。いまも命を賭す覚悟で戦っている臣民たちへの希望の星であって欲しい」 ビーチェは背中の日本刀を「李生」の足元に差し出し頭を垂れた。 李生はロターリオとして異世界の帝国を再建出来るのか。