あらすじ
エマは育ての親である魔女メリッサの診療所で、見習いとして働いている。 ある日、植物図鑑を眺めていると、多くの薬草にバツ印がついていることに気が付く。魔女メリッサに理由を尋ねると、「恵みの森」から消えてしまった植物だと言う。 森が少しずつ枯れていくことを知ったエマは、原因を突き止め、食い止めようと決意する。 しかし魔女メリッサは、エルフ王により居住区に閉じ込められた自分たちには何もできないと、危険を冒そうとするエマを止めるのだった。 だがエマは居住区を出て、人間とエルフが平等に暮らせる世界を作ると宣言した。 数日後、エマには居住区を出る機会が訪れた。 だがそれはエルフの兵士たちに捕らえられ、エルフ王のもとに連行されるという、全く望んでいない形であった。 前向きなエマは、この機会を生かしてエルフ王に直談判しようと考える。 しかしエルフ兵に捕らえられたエマを助けに来た人物がいた。 彼こそは、道を誤った父王を止め、エルフと人間を救おうとするエルフ族の王子オルランドであった。 これは運命の出会いを果たした魔女見習いエマとエルフの王子オルランドが、やがて想いあい、手を取り合って世界を危機から救う物語である。 (筆者の別作品『精霊王の末裔』と同じ世界の物語です。『精霊王の末裔』は水の大陸を、『見習い魔女とエルフの王子』は風の大陸を舞台にしています。両作品はゆるやかにつながっていますが、『見習い魔女~』だけ読んでも全く問題ありません)