あらすじ

「きみぃ、あのね、いくら本社から来たといってもね この調子じゃちょっと困るんだよぉ、そろそろ君の能力を――」 「い、いや、あ、あのですね部長様。 ええ、ええ、仰りたいことはよくわかりますとも、ええ。 部長様のお言葉、美しい声、胸に染み、そしてええ、同時に痛みますとも、ええ。 部長様の期待に応えられない自分、それが恥ずかしくて恥ずかしくてもう、ええ。 時に部長様。朝、ご出勤なさる際、靴はどちらからお履きになられますか? 右? 左? あらら、意識されたことがない? よおく、思い出してくださいええ、人間の記憶力というものは素晴らしいのですからええ。 お? 右? 右足から? さすが部長様! 人間の体の右側というものはですね 善や幸運の象徴でして、逆に左側が悪や不浄の象徴なんですよ。 なので、右側から履くと良いとされてるんですよ、ええ、さすが部長様! 無意識におやりになるとは、やはり清さが足から滲み出てますねぇ、ええ」

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2023/09/26
  • 現在の作品言い訳の仕方