あらすじ
『世界はもう取り返しのつかないくらい狂っている』
初めてそう思った時から幾星霜。そんな思いはもう微塵もなく、今の私はその全てを否定していた。全否定という表現には語弊があるが、全否定という表現はあながち間違いではないだろう。
この物語を話せば長くなるのはもうすでに明白だし、特段話すことでもないがここではその一幕を話そうと思う。何故話そうと思い立ったのかは定かではないが気分的に、それもかなり唐突な感情の想起だったからに他ならない。まあ。素人が描いたなんの変哲もない小説のような感覚で聞くのが正しいだろう。