あらすじ
龍華国は一匹の虹龍によって創られ、その虹龍の鱗から生まれた四龍が国を守護している。 東の青龍。南の赤龍。西の白龍。北の黒龍。 長く栄えてきた龍華国だったが、あるとき北を守護する黒龍が謀反を起こし、虹龍に封印されることとなる。しかし黒龍の力は強く、百年ごとに必ず復活を果たしたという。その度に、虹龍の血を引く末裔――「龍の姫巫女」が黒龍を封印してきた。 そして幾度かの百年目。 龍の姫巫女に選ばれたリーファは、姫巫女を守る「龍の爪牙」であるユーシェンと共に、黒龍封印の旅に出る。 けれども里の外に伝わっている伝承は、リーファたちが知るものとは微妙に食い違っていた。 黒龍の、謀反の真相。 虹龍と黒龍、そして人間とのあいだに絡まる確執。 四方に眠っていた龍神を目覚めさせ、彼らの記憶を見ることで、リーファは虹龍に何が起こったのかを知る。そんななか自分を守る龍の爪牙ユーシェンにも、仄暗い闇の気配が纏わり付いてきて――。 中華風恋愛ファンタジー。 「世界を変える運命の恋」中編コンテスト参加作品のため、58,734文字までの更新。 ©月音/2023