あらすじ
『ライアン様とエルナス様、とってもお似合いじゃない?』
『私もそう思うわぁ…一体どうしてライアン様はエルナス様ではなくてアリシア様と婚約しちゃったのかしらねぇ…?』
『きっとアリシア様がなにかエルナス様の弱みをつかんだのよ…そうでもしないと無理に決まってるわ』
使用人たちの間から、そんな会話が聞こえてくるのも珍しい事ではなくなった。現にあの二人は、私の目にもお似合いなのだから。
「ライアン様、私の考えていることはなんでもお見通しなのでございますね…」
「いやいや、そうじゃないかなって思っただけだよ。君の事を何でもお見通しなのは、姉であるアリシアじゃないかな?」
「私からすれば、お姉様の事を一番知っているのはライアン様の方だと思いますよ?」
「またまた、謙遜しちゃって」
「くすくす」