あらすじ

大地の東に妖精族、南に人魚族、西に天馬族、北に黒竜族が棲んで、四季を巡らせているこの世界。
王族の直系は、生まれた日の巡りあわせによって四種族のうちいずれかの祝福を受け、彼らの眷属を使役する力を得る。
そして代々、その力を行使して、国を栄えさせてきた。

朱曄香は賤民だ。
もとは何人も将軍を排出するような武門の名家の令嬢だったが、叔父が日嗣の王子を暗殺した罪で処刑され、一族連座とされた七年前に、賤民に落とされたのだ。
以来、最下層の下女として、王宮で下働きをしている。

ある日、曄香は、指輪を失くしたと慌てていた、自分と同い年くらいの少女の手助けをした。
その相手は、なんと、先頃王位継承者――日嗣――に定められたばかりの姫・玲瓏だった。

「わたくしは莫迦で無能、だから賢い侍女がほしいの」

七年前の日嗣の王子暗殺には裏があるかもしれない。真相を明らかにするためにも自分の傍で自分を輔けてくれる気はないか。
そう曄香に持ちかけてくる玲瓏との出逢いで、いま、止まっていた曄香の時がゆっくりと動きはじめた――……!

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アルファポリス
アルファポリス2023/08/31
  • 現在の作品能なし姫と、祝祭の花。ー叔父の罪に連座して没落した少女は日嗣に見出されて新たな一歩を踏み出すー