あらすじ

美味いものに目がない、と人は言うが、その実私は「見慣れない食い物」に対してとことん意地汚いだけなのである——。
 腹から餌を溶かし飲む魚、貘人の夢料理、田舎から送られてくる妖精の蜜漬け……。売れないホラー作家の「私」の周囲には、どういうわけだか奇妙な食物が集まってくる。十年来の友人であり某出版社に勤める佐武氏は、旅先で奇妙な料理を見つけては嬉々として私を誘う。地方出身の妻は、実家が送ってよこす見慣れない食べ物を私にくれる。こんな食生活をしていては、私はいつか八百枚の舌を持つ化け物に変わってしまうのではないだろうか?
全てを妄想と想像で書き上げる、嘘八百のグルメエッセイ。

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カクヨム
カクヨム2023/09/24
  • 現在の作品八百枚の舌