あらすじ
「はぁ…もういい。君との婚約は今をもって終わりにする。これ以上私が何を言っても、どうせ君は聞きもしないのだろうから」
あれから幾日も経過していないというのに、冷たく私にそう言い放つ。
「…嫌だろう?嫌だろうとも。君には私しかいないのだからな。私から婚約破棄などされたらこれからやってなどいけないだろう?」
そうか、それが目的なのか。私が泣きつくところを見たくてこんなことを言っている、というのが本性か。
「そうだなぁ…ここで下着姿になって私に土下座をしたら、考え直してやらないこともないぞ?もちろん私が用意した下着に着替えてからやってもらうがな。お前の来ているものは魅力のかけらもない」
もはや怒りの感情を通り越して、あきれの感情を覚える。…もとより私の意思など関係なく決められたこの婚約、私がこの男に執着する必要などかけらもない。