あらすじ
誰もが生まれながらに、ユニークスキルを授かる世界。
リューク・アルビレオスは【暴食】のスキルによる無際限な食欲により、幼少期からずっと肥満体型であることを馬鹿にされ続けてきた。王都立学園に通いながらも、毎日のように優秀なスキルを持つ同級生のパシリをさせられる。
自身のスキルに戦闘能力がないと思い込んでいた彼は、半分諦めていた。
「え……? これって……」
だが、ふとした拍子に彼は気付く。
自身のユニークスキル【暴食】が喰らうことが可能なのは、スキルにも及ぶことを。相手のスキルを血肉に変えて、己のものとする。それによって【燃焼】と【抑制】を手に入れたリュークは、あることを決意した。
「そうだ。……ダイエットしよう」――と。
二年の肉体改造の日々を経て、少年は見違える姿となっていた。
そう、筋肉は最高。筋肉は至高。
筋肉はすべてを解決するのだ。