あらすじ

『──胡蝶の夢を知っているかい?』 やあ、ようこそお客様。 夢と現を別つ場所へ。 この店では、それはそれは貴重な【蝶のしらべ】を売っているんだ。 どうだい? 君もお一つ。 ここの蝶にはね、誰かの夢が詰められているんだよ。 無論、全てが違う夢さ。 君は好きな蝶を選ぶだけでいい。 そうすれば、選んだ蝶が君を『夢の世界』へと誘ってくれるだろう。 きっと素晴らしい体験になるよ。 ああ、でも一つだけ。注意する事があるんだ。 もし君が、蝶の【羽ばたく音】を聞いたなら──。 その時はすぐに、帰らないといけないよ。 夢に飲まれてしまうからね。 なぁに、夢を夢として楽しむためのお約束ってやつさ。 御代は要らないよ。これも何かの縁だ。 さあ、この道を通ってお行き。 あとは蝶が案内してくれる。 どうぞ、いい夢路を。 行きはよいよい、帰りは……はて、何だったかな。

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