あらすじ
「わ、私はただあなたに言われた通りにしただけで」
「言い訳なんて聞きたくない!!」
今私の前で声を荒げているのは、私の婚約者たる張本人、アグス様だ。
「ああ言えばこう言う…なんで自分のミスをきちんと認められないんだ?」
「…」
これ以上言っても意味がないのだろうか…私は本当に言われた通りに作業を行っていただけなのに、どうしてこんなにも叱責されなければならないのか…
「ちょっと守護魔法が使えるからって、所詮は平民での女のくせに…そんなことだから家族が皆疾走することになるんだよ…」
「…っ!!」
それまでは耐えることができていた私の心が、その言葉によりついに一線を越えた。