あらすじ

宿屋の看板娘マリアは、お茶の時間にクッキーを喉に詰まらせて倒れた。 意識を失って、ふと気が付くと、彼女は死者と生者の世界の間を流れるという『黄泉の川』のほとりに立っていた。 「ど、どうしよう! 早く戻らないと!」 焦って走り回る彼女は、そこで美しいご令嬢に出会う。 「家族に見捨てられ、婚約者には裏切られ、邪魔になったら毒を盛られる、そんな人生など生きている意味がないのです!」 そう叫びながら向こう岸に行こうとするご令嬢を、マリアは必死で引っ張った。 「待ちなさいって! 生きている意味は絶対にあるって!」 「そんなものありませんわ! ありませんのよ!」 「いや、あるって!」 とまあ、こんな感じで、すったもんだしていたら、どういう訳か体が入れ替わってしまった。 戻る方法が分からず、とりあえず公爵令嬢として過ごしてみるマリアだったが、不味い食事に掃除の甘い部屋、ボロいドレスなど、聞いていた貴族生活とは、かなり違う様子。 「……もしかして、この家、貧乏なのかしら」 しかも、宿の食事が懐かしくなって、庭でこっそりベーコンエッグを作って食べていたら、辺境伯令息に見つかってしまい……。 ――この話は、義母や義妹、婚約者から虐げられ、生きている意味を見失った薄幸の公爵令嬢と体が入れ替わってしまった宿屋の看板娘マリアが、環境を整えたり元の体に戻ろうと奮闘したり、恋に落ちたりする話である。 ※全36話、約9万2千字。全話登録済み。 ※ネタバレ防止のため、感想欄を閉じております。完結後に開きます。

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小説を読もう2023/09/17
  • 現在の作品宿屋の看板娘は、公爵令嬢と入れかわってしまった。~令嬢生活ってお茶会で「おほほ」って言ってるだけかと思っていたけど、意地悪な義母とか義妹と浮気する婚約者とか色々大変でした~