あらすじ
これは、ある男が好きな女子に告白することもできずに初恋が散った、無念の物語である。 ―――――霧島《きりしま》玲奈《れいな》といえば、霧島財閥唯一の後継者であり、またそれに恥じないほどの成績、身体能力を持つ、まさに「才色兼備」という文字をそのまま表したような人だ。 そして、そんな彼女に俺は秘かに恋焦がれていた。 自分のそれが、身の程知らずの恋だということはわかっている。 けれど俺は、どうしても彼女に想いを伝えたかった。 ―――――彼女に、彼氏ができる前に。 けれど、現実はなんとも残酷で。 そんな俺は結局、彼女に告白することはかなわず、この初恋はあっけなく散っていった――――はず、だったのだ。 そして、次の日。 「―――――悠真くん。私とお付き合いを前提に結婚してください」 「なんだって?」 これは。 これは、ある男の初恋が散った、無念の物語である、はずなのだ!!!