あらすじ
『カクヨムコン8』中間選考通過作品 高校二年生の河倉仁海(かわくら・ひとみ)は、八月最後の日曜日、夏休みの思い出作りにアニソンのフェスに来ていた。楽しいライヴが終わって、スマフォをオンにすると、父から何十件もの着歴が入っており、折り返しの電話を入れた仁海に、父が告げたのは、祖母危篤の知らせであった。 祖母は、茨城県の大洗町で釣具店を営んでいたのだが、その祖母の死後、創業七十五年の店の跡を継ぐ者は、家族の中には誰もいなかった。 祖父亡き後に祖母が守り続けていた釣具店を、今ここで閉める分けにはいかない。 そんな気持ちを抱いた孫の仁海は、釣りのど素人ながらも、東京から通いで釣具店を運営する決意をする。 この物語は、突然、釣具屋をやる事になった、女子高生の素人店長(仮)の奮闘記である。